認可施設ではNIPTは妊娠9週以降に行われますが、
無認可施設ではearly検査として、妊娠6週でNIPTが行える施設もあります。
認可施設でNIPTが9週以降に行う理由
妊娠中の母親の血液には、胎盤に由来する胎児のDNAが存在しています。
胎盤の形成は妊娠7週から始まり、妊娠15週ころ完成します。
胎盤がある程度大きくないと十分な胎児のDNAが取れないため、認可施設ではNIPTの実施が妊娠9週以降です。
妊娠6週でもNIPTできるの?
胎盤が作られ始めるのは妊娠7週ですが、実は胎盤の細胞のDNAはそれ以前から母親の血液に漏れ出ています。
胎盤細胞が成長する前の初期段階で、まだ組織が完全に形成していないため細胞外にDNA断片が漏れやすい状態。
つまり、妊娠6週でも理論上は検査が可能です。
妊娠6週のNIPTの検査精度は大丈夫?
胎児DNAの量が多い方が検査の信頼性は上がります。
そのため、妊娠6週と妊娠9週の検査精度は理論上は妊娠9週の方が高くなります。
*ただし、妊娠週数と検査精度の比較に関しては論文などエビデンス(根拠)が見つけられなかったため、随時確認していきます。
早く知りたい...けど検査精度が心配な場合は?
平石クリニックでは、追加負担なしで妊娠6週と妊娠9週の2回NIPTの検査が受けられます。
2回受けることで検査の信頼性もグッと上がりますね。
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妊娠6週でNIPTを受けるデメリットはある?
全妊娠の8-15%は流産するといわれています。
そのため、NIPTを受けた人の中で、
- 検査を受けたけど流産してしまった....
- NIPTの検査をする前に超音波エコーを受けたで流産していた...
という悲しい経験もあります。
妊娠週数別では、妊娠5-7週(22-44%)、妊娠8-12週(34-48%)、妊娠13-16週(6-9%)の確率で流産したデータもあり、妊娠12週以降で流産の確率がグッと減ることがわかりますね。
NIPTが陰性だとわかることで妊娠中の不安が減るのでメリットも大きいですが、少なくとも赤ちゃんの心拍が確認できてからNIPTを受けることをおすすめします。
可能なら、NIPT実施施設で超音波エコーの検査ができない場合、前日に産婦人科で赤ちゃんが元気なことを確認しておくと安心ですね。
妊娠6週でのNIPTの信頼性のまとめ
- 妊娠6週のNIPTは可能
- 妊娠週数が経つほど検査精度は理論上高くなる
- NIPT実施前の産婦人科受診がおすすめ
- 心拍を確認してからNIPT受診がおすすめ
胎盤形成は妊娠7週以降ですが、妊娠6週からも胎児DNAは妊婦さんの血液に含まれているので検査は可能です。
ただし、妊娠6週と妊娠9週の検査制度を比較したデータはありません。
少なくとも、心拍を確認してからNIPTを受けるようにしましょう。